ろうきん SDGs Report 2022
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11 新潟県十日町市で活動する「NPO法人支援センターあんしん」は、障がい福祉事業や学校等への送迎事業等を通じて、障がいがある方々が、住み慣れた地域でいきいきと生活していくことができる仕組みの提供に向けて取り組むNPOです。 就労継続支援B型事業所「ワークセンターあんしん」では、60名の障がいがある利用者の方が働いており、主な作業としてトイレットペーパーの製造・販売を行っています。全国各地の企業や個人のお客さまへ、定期的にトイレットペーパーを販売しており、利用者の方の工賃は全国平均を上回っています。 新潟ろうきんとは、トイレットペーパーのオリジナル包装紙印刷のための設備資金融資や、県内のろうきん各支店におけるトイレットペーパーの利用等を通じて、関係を深めております。 すべての人が安心して暮らせる未来を実現するため樋口 功さんNPO法人支援センターあんしん会長 この度はご融資いただきありがとうございました。大変助かりました。 今まで使用していた印刷機が経年消耗のため、ここ数年、故障が続き入れ替えの必要がありました。この度のご融資により最新鋭機を導入し、販売に大いに弾みがつくものと存じます。利用者さんからも、「コピー機が新しくなって、色がきれいだから、いっぱい売れるね。」「カラー包装頑張ります。」といった喜びの声があがっており、利用者さんの工賃アップに向けて、これからも精進させていただきます。に、新潟ろうきんは、引き続き、社会的課題の解決に向けて取り組むNPO等地域団体の活動を支援し、その活動の持続や発展に貢献していきます。ろうきんは、働く仲間とその家族が安心して快適な日々を送れる社会づくりをめざすため、国内の協同組織・協同組合・NPOとのパートナーシップを大切にしています。ろうきんでお預かりした資金の一部は、「意思のあるお金」としてNPO法人へ融資しており、本誌では包摂的な社会の実現に取り組んでいるNPO法人を紹介します。代表者コメント 「NPO法人 支援センターあんしん」への融資(新潟ろうきん)NPOとの協働の事例

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