ろうきん SDGs Report 2022
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17 沖縄ろうきんでは、「困難を抱える働く仲間とその大切な人に寄り添うことはろうきんの原点である」と考え、会員団体および連合沖縄をはじめとする県内各労働団体に呼びかけ、就労・生活支援や資格取得をめざす学生の支援を目的に「ろうきんこくみん共済coop働く仲間のゆめ・みらい基金」を設立しました。沖縄県では、子どもの貧困が深刻な社会問題となっており、その背景には子どもを養う立場である働く親の貧困が隠れています。本基金を通じて「貧困の連鎖」を絶ち、子どもたちを笑顔にするための取組みを進めています。 静岡ろうきんでは、子育て支援の一環として静岡県内の県立特別支援学校全25校に各学校が希望する図書計284冊を寄贈しました。寄贈した図書は、会員労組役員やろうきん職員からのメッセージを書いたステッカーを貼付し、親しみを持てるように「ロッキーブック」と名付け各校にお届けしました。 また、九州ろうきんでも設立10周年を迎えたことを契機に、2011年より児童養護施設に年2回、子どもたちが希望する図書を寄贈しています。これまでに合計13,548冊の図書をろうきん職員がボランティアで振り分け、包装・リボン掛けなどのラッピングを行い子どもたちにプレゼントしました。 全国のろうきんでは、2021年4月より「ろうきん後見制度支援預金」を取り扱っています。成年後見制度を利用されるお客さま(被後見人)の大切な財産を守ります。また、一部の金庫では認知症保険も取り扱っています。 新潟ろうきんでは、高齢者のお客さまにも安心してご来店いただけるように全店舗に「認知症サポーター養成講座」を受講した職員(認知症サポーター)を配置しています。認知症に対する理解を深め適切な対応に努めています。同様の取組みは、東北・中央・静岡・四国・沖縄の各ろうきんでも行っています。 北陸ろうきんでは、法律婚以外の方々の住宅取得等の資金ニーズにお応えするため、2022年1月よりLGBTQ・同性パートナーの方々の収入合算を可能にしました。戸籍上の夫婦同様に取り扱うことができ、多様性を認める社会の実現に向けて取り組んでいます。 また、沖縄ろうきんでは、2021年6月より住宅ローンにおける同性パートナーの収入合算と2021年9月より教育ローンにおいて資金使途対象を同居する法的な婚姻関係にないパートナーが養育する実子または養子まで拡大する取扱いを開始しました。 なお、東北ろうきんにおいても2022年4月から同性パートナーを対象とした住宅ローンの収入合算制度および同性パートナーの子を教育ローンの資金使途対象に追加し取扱いを開始しました。※ご利用にあたっては、一定の条件があります。詳しくは各ろうきんまでお問い合わせください。沖縄ろうきんろうきんこくみん共済coop働く仲間のゆめ・みらい基金静岡・九州ろうきん図書の寄贈全国・新潟ろうきん認知症への取組み北陸・沖縄・東北ろうきんLGBTQ・同性パートナーに対応した融資の取扱い

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