ろうきん SDGs Report 2022
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21 北海道ろうきんでは、環境に配慮した金融商品を提供することにより、環境保全に関心の高いお客さまをお手伝いし、環境負荷の低減に努めています。電気自動車等の環境に優しい車や福祉車両の購入資金を対象とし、一般の自動車ローンよりも金利を引き下げた「轟エコ」※の提供や、省エネルギー化・バリアフリー化・耐震化工事等を対象とした低金利の「エコリフォームローン」※を取り扱っています。 また、東北ろうきんでも2022年4月より「環境に配慮した車・住宅」を対象とした融資金利引下げ制度を新設し、環境問題解決に資する取組みを進めています。※ご利用にあたっては、一定の条件があります。詳しくは各ろうきんまでお問い合わせください。 近畿ろうきんでは、社会貢献活動および環境保全活動の一環として社会貢献預金「笑顔プラス」の寄付先・助成先団体との連携による親子向け環境セミナーを2018年度から開催しています。2021年度は国際湖沼環境委員会、認定NPO法人びわこ豊穣の郷と共催し「びわ湖まるっと親子セミナー」をオンラインで開催しました。びわ湖の環境やプラスチックごみの問題について、世界湖沼会議の活動発表やニューヨークの小学生による環境保全活動を収めた映画の視聴等を交えながら、親子でびわ湖の未来について考える機会となりました。 労金連は、豊かな森の再生・環境問題に取り組む人材育成をめざして、2005年に「ろうきん森の学校」を開校しました。労金連が活動資金を支援し、NPO法人ホールアース研究所を全国事務局として全国5地区(富士山、福島、新潟、岐阜、広島)のNPOと協力しながら、森と人と地域を育む活動を展開しています。 2015年には、長期にわたり継続して支援してきたことが評価され、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する連携事業に認定されたほか、第5回いきものにぎわい企業活動コンテストにおいて「公益社団法人国土緑化推進機構理事長賞」を受賞しています。 2021年度は長引くコロナ禍への対応として、“3密”を避けた新しいプログラムの開発や、プログラムのオンライン化などにも取り組みました。また、SNSを活用し“note”に「ろうきん森の学校だより(オンライン版)」の掲載を開始し、各地区NPOの活動や「ろうきん森の学校」に対する想いを記事や写真で発信しています。<「ろうきん森の学校」の3つの柱>■ 森を育む(植樹、間伐、下刈り等の森林整備活動)■ 人を育む(森づくりや環境教育リーダーの育成)■ 森で遊ぶ(里山を活用した自然体験・環境教育プログラムの開発と実施) ろうきんは、気候変動や生物多様性などの地球環境問題について、地域に根ざした環境保全活動や、責任ある投融資、事業活動での環境配慮などを通じて貢献していくことをめざしています。環境保全活動では、各地域で活動するNPOと協力した里山再生や環境教育、地域の美化・環境保護活動などにも取り組んでいます。北海道・東北ろうきん金融エコ商品の取扱い近畿ろうきんびわ湖まるっと親子セミナー全国のろうきんろうきん森の学校Planet-地球-

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