ろうきん SDGs Report 2024
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※長野県みらい基金「長野県」の「みらい」を創るために、新しい寄付の形でNPO等公共的活動団体を強くし、社会で役立つ組織にするための法人です。長野県が構築した寄附サイト『長野県みらいベース』の運営を担当しています。17SDGs“5つのP”を支える取組み実績報告長野ろうきん北海道ろうきん近畿ろうきん静岡ろうきん創立70周年記念事業運営委員会による地域のNPO活動支援および職員ボランティアの派遣 静岡ろうきんは、これまで実践してきた社会貢献活動とSDGsを融合させた「静岡ろうきんSDGs実践方針」を策定し、誰一人取り残さない持続可能な地域社会の実現に向けて取組みを進めています。 2022〜2023年度にかけて展開した創立70周年記念事業では、静岡ろうきんの会員で構成される運営委員会による地域のNPO活動支援、および職員ボランティアの派遣を実施しました。 「会員と協働した社会貢献活動」として実施した地域のNPO活動支援は、運営委員会と営業店が一体となり、海岸の保全活動等を行うNPO等の活動に参加し、人と人、人と地域社会をつなぐ機会となりました。 また、福祉金融のプロフェッショナルとして視野を広げるとともに今後の自主福祉運動実践の糧とすることを目的に、県内のNPO等への職員ボランティア派遣を行い、2023年度は環境教育や子どもたちへの支援等に取り組む4団体へ計29人が参加しました。■ NPOへの経営・活動支援融資件数に応じた地域の子ども支援団体への助成長野ろうきん「こども基金」 長野ろうきんでは、2016年度より長野ろうきん「こども基金」を設立し、こども食堂や子どもの学習支援等を行うNPO・ボランティア団体への寄付に取り組んでいます。 本基金は、子どもの貧困率が上昇していることを背景に、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、地域の子どもに関する課題解決(「子どもの健全育成」など)に取り組んでいる支援団体(NPO等の非営利団体)と連携し、子育て世帯を支援する取組みを応援することを目的とするものです。ろうきんの各種ローンをご利用いただくことで、新規ご融資取引1件につき100円をろうきんが拠出し、その総額を公益財団法人 長野県みらい基金※を通じて支援団体へ寄付します。2022年度は667,700円の寄付を行い、2016年の取組み開始からの累計寄付額は4,904,060円となりました。「NPO 経営者育成講座」の開催(ろうきん寄付講座) 北海道ろうきんでは、2023年3月、北海道NPOサポートセンターと「相互連携協力の推進に関する協定書」を締結しました。金融や経営に関する講座の開催などで連携し、北海道内のNPO法人育成と従業員サポートに取り組んでいます。 協定項目を具現化する取組みとして、2023年8月〜12月、コーチング型伴走支援も含めた「NPO経営者育成講座(ろうきん寄付講座)」を開講しました。 本講座は、北海道NPOサポートセンターが主催し、開催に係る費用は北海道ろうきんが協賛しています。北海学園大学経営学部教授 佐藤大輔氏とNPO法人札幌チャレンジド理事長 加納尚明氏を講師に迎え、全10回の連続講座として実施し、約30名が参加しました。「教育ローンde子育て応援プロジェクト(近畿ろうきんNPOアワード)」の実施 近畿ろうきん「教育ローンde子育て応援プロジェクト」は、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に向けて、近畿ろうきんの教育ローンの前年度新規ご利用額に応じた金額〔新規融資実行額の0.05%相当(最大250万円)〕を拠出し、「子育て支援」に取り組むNPO法人やボランティア団体を助成する仕組みです。 教育ローンのご利用を通してお子様の夢を応援する親の思いが、各地域で子育て支援に取り組む団体の応援につながり、子育て支援の輪が地域全体に広がることをめざしています。 2022年度は10団体に合計220万円を助成し、2006年度からの助成総額は、延べ190団体・4,086万円となりました。 なお、本プロジェクトは、2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

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