ろうきん SDGs Report 2024
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23ESG投資公的機関・企業等運用会社労働金庫連合会運用益ESG投資運用益余裕資金の集中運用益の還元融資・サービスの向上働く人預金全国のろうきんが行う金融活動を支える「系統中央金融機関」 労働金庫連合会(労金連)は「ろうきんの理念」にある「人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与すること」を実現するため、「経営方針」において、「社会的責任(CSR)を重視した経営」を掲げています。このような経営方針を実践し、SDGsを達成していくため、持続可能な社会の実現をめざす金融の担い手として、働く人を取り巻く社会的課題の解決につながる資金循環をつくりだしていくことが必要であるとの考えのもと、ESG投融資に取り組んでいます。ESG投融資とは?ESG投融資とは、投融資先の決定にあたって、財務分析だけでなく、環境(E:Environmental)・社会(S:Social)・企業統治(G:Corporate Governance)の課題を考慮し、投融資を行うものです。金融資本市場金融資本市場社会的課題の解決ろうきん全国13金庫ろうきんのESG投融資とSDGsの関係[ 意思のあるお金3 ] ESG投融資の取組み責任投資原則(PRI)への署名 労金連は、2017年9月にろうきん業態を代表し、国内預金取扱金融機関(信託銀行を除く)で初めて、国連が提唱する「責任投資原則(PRI:Principles for Responsible Investment)」に署名しています。PRIとは、投資行動にあたって、投資先企業のESG課題への取組みに配慮することを宣言したものです。2024年3月末日現在、世界で5,300を超える機関投資家や運用会社等が賛同署名しています。21世紀金融行動原則への署名 全国のろうきんおよび労金連は、「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」に2012年2月に署名しています。同原則の趣旨は、「ろうきんの理念」および労金連の経営方針に掲げる「社会的責任(CSR)を重視した経営」に通底しており、ガイドラインの取組み事例と労金連の実践内容が一致しています。全国労働金庫企業年金基金による日本版スチュワードシップ・コードの受け入れ 全国労働金庫企業年金基金では、2021年4月に「日本版スチュワードシップ・コード」の受け入れを表明しました。 当コードの主旨は、議決権行使や目的を持った建設的な対話を通じ年金資産の投資先企業の価値向上や持続的成長を促し、中長期リターンの拡大を図ることにあります。 対話の主要テーマの一つに「ESG要素改善への取組み」を掲げ、持続可能な社会の実現を目標に活動に取り組んでいます。

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